2016年2月19日金曜日

mac osx el capitanで、google日本語入力と通信するmozc_emacs_helperをビルドする

追記:2016/11/22 現時点でgoogleのgitにあるmozcのソースファイルでは、下記のパッチを当てている
src/data_manager/packed/packed_data_manager.gyp
などのファイルが無くなっているため、パッチを当てようとすると失敗します。mozcのrelease historyからバージョン 2.17.2404.10を選んでビルドしてみると成功しました。もっと新しいバージョンでも大丈夫かもしれません。






久しぶりにmac上でのmozc_emacs_helperの話題を検索してみたら、@koshian's Tech Logさんのblogでタイムリーにビルドに成功したとの記事が書かれているのを見つけました。

数年前から、mac上でmozcとmozc_emacs_helperをビルドして使用することができるのは知っていましたが、mozcの設定ツールなどguiで操作するものはqtを利用しており、qtありでビルドに成功した記事が見つからず、設定の変更や辞書登録が使えないのでこれまで使用を見送っていました。

mozc_emacs_helperとGoogle日本語入力の間で通信を行えるようになったことで、設定の変更や辞書登録などがGoogle日本語入力から可能になり、利便性が格段に向上しました。

Google日本語入力と通信する mozc_emacs_helper を Mac OS X でビルドする

(@koshian's Tech Log)

hiroohongo's memoさんの記事「mozc_emacs_helper の Windows上のコンパイル」にdepot_toolsを使ってうまく行かなかったとの情報があったので、mac portsからpython2.7とninjaをインストールしました。

ビルドの過程は上記のブログに詳しいので詳細は省きますが、ブログの手順通りでビルドに成功しました。ありがとうございます。


Google日本語入力で辞書登録した単語も候補に挙がるそうなので便利です。El CapitanにしてからMacの日本語入力の挙動が重くなってしまい、毎日のようにプロセスを再起動しなければならなくなっていたので、これを機にGoogle日本語入力に移行しようと思います。


追記:hiroohongo's memoさんのブログを参考にninjaとpyshon2.7は自前で導入しwindow10上でもmozc_emacs_helperをビルドしてみました。コンパイルはエラーなく終了するものの、動作確認をすると以前に試したものと同じように日本語への切り替えができていない旨の結果が得られました。何故なんだろう。