2016年10月31日月曜日

amsthm.styのproof環境を日本語で使うときの調整

amsthm.styのproof環境を日本語で使おうとすると、proof. のように定理環境の初めの部分にドットが打たれてしまいます。\proofnameを日本語で書き換えてもこのドットが消えないのと、イタリック体が残ってしまうので、amsthm.styのproof環境を定義してある部分をコピーして次のように改変しました。

\makeatletter
\renewenvironment{proof}[1][\proofname]{\par
  \pushQED{\qed}%
  \normalfont \topsep6\p@\@plus6\p@\relax
  \trivlist
  \item[\hskip\labelsep
%        \itshape
         \bfseries
%    #1\@addpunct{.}]\ignorespaces
    {#1}]\ignorespaces
}{%
  \popQED\endtrivlist\@endpefalse
}
\makeatother

\renewcommand{\proofname}{{[証明]}}
上記ではドットを消すことと、書体をbfseriesにすること、そしてオプションの引数部分を{#1}のように括弧でくくることで、proof環境のオプション部分に{[定理hogeの証明]}のようにオプション引数の括弧である[ ]を使っても、括弧{ }で囲んでおけば正しく出力されるようになりました。